AWS認定クラウドプラクティショナー(CLF-C02)は、クラウドの基礎知識を証明するAWS入門資格です。合格率は公式非公表ですが、体験談の多くは「しっかり対策すれば初心者でも1〜3ヶ月で合格できる」と伝えています。
ただし、参考書を間違えると学習効率が落ちます。本記事では2026年時点で最新の試験範囲(CLF-C02)に対応したおすすめ教材3冊を、特徴・価格・対象者とともに紹介します。
この記事でわかること
– おすすめ参考書3冊の比較(価格・難易度・特徴)
– 参考書選びで失敗しないポイント
– 書籍と組み合わせるべき無料・有料教材
– 独学での勉強スケジュール
AWSクラウドプラクティショナーとは
AWSクラウドプラクティショナー(CLF:Cloud Practitioner)は、AWSが提供するクラウド入門資格です。試験範囲は大きく4つのカテゴリに分かれています。
| カテゴリ | 出題比率 | 主なテーマ |
|---|---|---|
| クラウドのコンセプト | 24% | クラウドの利点・IaaS/PaaS/SaaS |
| セキュリティとコンプライアンス | 30% | IAM・共有責任モデル |
| クラウドテクノロジーとサービス | 34% | EC2・S3・RDS・VPC等 |
| 請求・料金・サポート | 12% | 料金モデル・サポートプラン |
試験形式は選択式(65問・90分)、合格スコアは700点/1,000点(70%)。IT未経験でも体系的に学べば十分合格できる難易度です。
取得するメリット:
- クラウドの基礎語彙・概念が体系的に身につく
- IT企業への転職・社内評価で加点される
- ソリューションアーキテクト(SAA)など上位資格への足がかりになる
参考書選びで失敗しない3つのポイント
① CLF-C02対応版を選ぶ
2023年以降の試験はCLF-C02版に更新されています。旧版(CLF-C01対応)のテキストは試験範囲が異なるため非推奨です。購入前に版の確認を必ずしてください。
② テキスト+問題演習が1冊で完結するものを選ぶ
AWSの学習は「サービスの仕組みの理解」と「問題演習による定着」の両方が必要です。テキストと問題集が別々の本では管理が煩雑になります。1冊でインプット・アウトプットが完結するタイプを選びましょう。
③ 図解・スクリーンショットが豊富なものを選ぶ
AWSはサービスの種類が多く、テキストだけでは全体像を掴みにくいです。実際のマネジメントコンソール画面のスクリーンショットや構成図が豊富な参考書の方が、サービスの動きを直感的に理解できます。
【2026年最新】おすすめ参考書3選
| 参考書 | 価格(税込) | 特徴 | こんな人に |
|---|---|---|---|
| AWS認定資格試験テキスト(改訂第3版) | 2,970円 | 定番・網羅性が高い | 最初の1冊に迷ったらこれ |
| 徹底攻略 クラウドプラクティショナー教科書 第2版 | 2,860円 | 図解豊富・初心者フレンドリー | IT知識がほぼゼロの人 |
| AWS教科書 テキスト&問題集 | 3,895円 | 問題演習ボリューム最大 | 問題数を多くこなしたい人 |
① AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー 改訂第3版
著者:山下光洋・海老原寛之(SBクリエイティブ)|2024年3月発売・CLF-C02完全対応
シリーズ累計で最も多く使われている定番テキストです。AWSの各サービス(EC2・S3・RDS・VPC等)を概念から丁寧に解説しており、「AWSって何?」というレベルから試験合格水準まで引き上げてくれます。各章末の練習問題で知識の定着も確認できます。
価格:2,970円(税込)
おすすめポイント:
- 試験に出る4カテゴリをバランスよく網羅
- 図とスクリーンショットで各サービスの動きが視覚的に理解できる
- 章末練習問題で理解度チェックができる
- CLF-C02の最新出題傾向(AI/ML・移行戦略等)に対応
デメリット:
- 問題演習のボリュームはやや少なめ(模擬試験は別途用意が必要)
- 丁寧な分、ページ数が多く読み進めるのに時間がかかる
こんな人におすすめ: まず1冊でAWSの全体像を掴みたい人、定番を押さえておきたい人
② 徹底攻略 AWS認定 クラウドプラクティショナー教科書 第2版
著者:高山裕司(トレノケート株式会社)|インプレス刊|CLF-C02対応
「クラウドコンピューティングとは何か」という最も基礎的な部分から解説しているため、IT知識が乏しい人でも読み進めやすい構成です。各章に理解度確認の演習問題があり、ダウンロード特典として模擬試験1回分も付属しています。
価格:2,860円(税込)
おすすめポイント:
- IT未経験者向けの丁寧な導入説明
- 実際のAWSマネジメントコンソールの画面を多数掲載
- 各章末の演習問題でこまめに知識を確認できる
- 模擬試験1回分ダウンロード特典付き
- 3冊の中で最も価格が抑えられている
デメリット:
- 問題演習の総量は③より少ない
- ハンズオン(実際のAWS操作)の要素は薄め
こんな人におすすめ: IT知識がほぼゼロで、基礎から丁寧に学びたい人
③ AWS教科書 AWS認定クラウドプラクティショナー テキスト&問題集
著者:煤田弘法・西城俊介(翔泳社)|CLF-C02対応
3冊の中で最も問題演習のボリュームが大きく、試験3回分超の問題を収録しています。テキスト解説→問題演習→ハンズオン(実際のAWS操作)という学習サイクルが1冊で完結します。AWSの実務で使う知識まで踏み込んでいるため、資格取得後もリファレンスとして活用できます。
価格:3,895円(税込)
おすすめポイント:
- 問題演習のボリュームが3冊中最大(試験3回分超)
- ハンズオンで実際にAWSを操作しながら学べる
- AWSの実務にも活用できる深い解説
- AWS公認インストラクターによる執筆で信頼性が高い
デメリット:
- 価格が3冊の中で最も高い(3,895円)
- 解説が詳細な分、読み進めに時間がかかる
こんな人におすすめ: 問題を多く解いて合格確率を上げたい人・実務でもAWSを使う予定がある人
参考書と組み合わせるべき学習教材
公式の練習問題(無料)
AWSが公式で提供している「AWS Skill Builder」では、クラウドプラクティショナー向けの公式練習問題が無料で利用できます。本番試験に近い形式で演習でき、参考書で学んだ知識の仕上げに最適です。
Udemy講座(有料・セール時1,500〜2,000円)
参考書と並んでよく使われるのがUdemy動画講座です。特に「これだけでOK! AWS 認定クラウドプラクティショナー試験突破講座」(Stephane Maarek)は世界的に評価が高く、セール時は1,500円前後で購入できます。映像で視覚的に学べるため、参考書だけでは理解しにくかった部分の補完に有効です。
独学の勉強スケジュール(1〜2ヶ月プラン)
| 期間 | 内容 | 目標 |
|---|---|---|
| 1〜2週目 | テキスト通読(1周目) | 全体像と主要サービスを把握 |
| 3〜4週目 | テキスト2周+章末問題 | 弱点分野を特定する |
| 5〜6週目 | 公式練習問題+模擬試験 | 正答率70%以上を目標に |
| 直前1週間 | 弱点補強+模擬試験繰り返し | 正答率75%以上で安定させる |
合格ラインは700点/1,000点(70%)。 試験はCBT形式で、最寄りのテストセンターまたは自宅(オンライン監視)で受験できます。
よくある質問
Q. テキスト1冊だけで合格できますか?
A. 可能です。ただし参考書の問題演習だけでは演習量が不足する場合があります。AWS Skill Builderの公式練習問題を必ず追加してください。
Q. 古いCLF-C01版のテキストは使えますか?
A. 推奨しません。CLF-C02からAIサービス・移行戦略・請求モデルに関する問題が増加しており、旧版では試験範囲の一部をカバーできません。
Q. IT未経験者はどのテキストから始めるべきですか?
A. 「徹底攻略(②)」が最も入門者向けで、クラウドの基礎概念から丁寧に解説されています。
Q. AWSクラウドプラクティショナーの次は何を取るべきですか?
A. 次ステップとして「AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA)」をおすすめします。CLFで学んだ各サービスの知識をそのまま活かせ、クラウド設計スキルを証明できます。
関連記事:
まとめ
| 参考書 | おすすめ度 | こんな人に |
|---|---|---|
| AWS認定資格試験テキスト(改訂第3版) | ★★★★★ | 最初の1冊に迷ったらこれ |
| 徹底攻略 第2版 | ★★★★☆ | IT未経験の完全初心者 |
| AWS教科書 テキスト&問題集 | ★★★★☆ | 問題演習量を確保したい人 |
どの参考書もCLF-C02に対応しており、品質に大きな差はありません。まずは書店で実物を手に取り、「読み続けられそう」と感じた1冊を選んでください。
参考書1冊+AWS Skill Builderの公式練習問題の組み合わせが、コスパの高い基本パターンです。




